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2008年11月23日 (日)

オノゴロ島

オノゴロ島(オノコロ島とも)とは、日本神話に登場する島。イザナギ・イザナミの国産み・神産みの舞台となる島である。『古事記』では淤能碁呂島(おのごろじま)、『日本書紀』では?馭慮島(おのころじま、初字は「石殷」で一字)と表記する。

イザナギとイザナミが天(『古事記』では高天原)にある天浮橋に立って天沼矛を混沌とした下界に突き刺し、「こをろこをろ」とかき混ぜて引き上げると、矛の先から滴り落ちた塩が積もり重なって島になった。これがオノゴロ島であるとする。

二神はオノゴロ島に降り立ち、そこに天御柱(あめのみはしら)を建て、島々や神々を生み出した。

「オノゴロ島」は、「自ら凝り固まった島」の意とするのが一般的である。しかし、天沼矛でかき混ぜた時の「こをろこをろ」という擬音が語源であるとする説もある。

オノゴロ島は一般には架空の島と考えられているが、実在する島だとする説もある。『古事記』にある仁徳天皇が詠んだ以下の歌がその根拠とされている。

「離於皇居 立難波岬 遙望國土 可視淡島 淤能?呂 望檳榔島 佐氣都島」

おしてるや 難波の崎よ 出で立ちて 我が国見れば 淡島(あはしま) 自凝(おのごろ)島 檳榔(あぢまさ)の島も見ゆ 放(さき)つ島も見ゆ
(現代語訳)難波の岬に立って私が領有する国を見ると、淡島、オノゴロ島、檳榔の島も見える。佐気都島(離れ小島と解釈する説もある)も見える。
オノゴロ島だとされている島を以下に挙げる。

紀伊水道の沼島(ぬしま)
紀淡海峡の友ヶ島の中の沖ノ島
淡路島
播磨灘の西島
淡路島の南あわじ市には自凝島神社があり、また、淡路市には二神を祀る伊弉諾神宮がある。

ただし、仁徳天皇の歌の「檳榔の島」はヤシ科の檳榔が生える島という意味で、檳榔は亜熱帯にしか生えない木であるので、ここでは「はるか遠くの島」と解釈すべきとする説もある。この説によれば、そこに神話に登場する淡島・自凝島を出すことで時間的・空間的広がりを出そうとしたのだという(すなわち自凝島は架空の島であるとする)。

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